EVバイクの燃費はどれくらい?

  • 2021年4月5日
  • 2021年4月13日
  • bike

バイクもEV化が進んでいるが、気になるのはランニングコスト、つまり「燃費」
EVバイクがどれくらいの燃費で走ってくれるのかを知っておかないと、
ガソリンバイクよりも車体価格の高いEVバイクを買って、燃費も悪いとなると後悔するでしょう。

今回は特に、スポーツバイクや大型バイクについての比較になります。

ガソリン価格の上昇に伴って、バイクや車でも燃費を気にする時代になりました。
ガソリンバイクであれば1リットルのガソリンでどれくらいの距離が走れるのか。
EVバイクであれば1kWhあたりの電気でどれくらいの距離が走られるのか。

ガソリンバイクであればレギュラー「1ℓ=140円」ハイオク「1ℓ=150円」
EVバイクであれば「1kWh(キロワットアワー)=26円」

EVバイクの燃費

Zero Motorcyclesから発売されている【 SR/F 】を例に挙げると、
バッテリー定格容量 最大定格容量14.4kWh
≧259km ※高速道路(89km/h)の場合159km。街乗り+高速道路(89km/h)の場合198km。

と公式に書かれている。

14.4kWhのバッテリー容量で、おおよそ200kmの走行が可能となっている。
ここから燃費の計算になる。

200/14.4=13.88
つまり、1kWhあたり13.88km走ることができる。
2021年4月現在の電気代は一般に26円程度なので、
EVバイクは26円で13.88km走ることができる。

ガソリンバイクの燃費

ガソリンバイクでの1ℓ当たりの走行距離目安( 60 km走行時)

CBR1000RR=23km
CBR600RR=29km
CBR400RR=32km

排気量が上がるにつれて燃費は悪くなりますね。また、600RRや1000RRはハイオクガソリンの為ガソリン価格が高くなり、さらに燃費は悪くなります。
CBR3台の燃費を見ると、平均して28kmほどです。(信号や渋滞でのアイドリングや天候気温などで実際の走行距離はもっと少なくなります)

ガソリンバイクでは1ℓで28kmとしましょう。
1ℓのレギュラーガソリン=140円
2021年4月現在のレギュラーガソリン代金は一般に140円程度なので、
ガソリンバイクは140円で28km走ることができる。

EVバイクとガソリンバイクの燃費比較

ガソリンバイクと電動バイクの燃費を比較してみた結果は下記の通りとなった。

EVバイク)1kWhあたり26円で13.88km

1円あたり0.53km走行が可能
EVバイクは1kmの走行に1.87円

ガソリンバイク)1ℓあたり140円で28km

1円当たり0.2km走行が可能
ガソリンバイクは1kmの走行に5円

との結果です。
EVバイクとガソリンバイクの燃費を比較すると、おおよそ2.65倍の数字となりました!
EVバイクの燃費はガソリンバイクの燃費よりも、2.65倍良いようです。

EVバイクは車体が高いので初期費用がかさみます。
その分、維持費としての燃費は非常に安いです!また、整備費用もガソリンバイクに比べて消耗品が少ない分安く上がりそうです。
少し未来を見据えると、EVバイクのほうが安くなりそうですねb

通勤や通学で使用するとして、

1日15km走行する人は年間で差額、+17137円分お得

走行距離ガソリン代電気代
1年間5475km27375円10238円
1か月450km2250円841円
1週間105km525円196円
1日15km75円28円

1日30km走行する人は年間で差額、+34274円分お得

走行距離ガソリン代電気代
1年間10950km54750円20476円
1か月900km4500円1682円
1週間110km1050円392円
1日30km150円56円

1日60km走行する人は年間で差額、+68548円分お得

走行距離ガソリン代電気代
1年間21900km109500円40952円
1か月1800km9000円3364円
1週間220km2100円784円
1日60km300円112円

月曜日:片道30kmで通勤、往復60km。
火曜日:片道30kmで通勤、往復60km。
水曜日:片道30kmで通勤、往復60km。
木曜日:片道30kmで通勤、往復60km。
金曜日:片道30kmで通勤、往復60km。
土曜日:片道60kmのツーリングで往復120km。
日曜日:休み

バイクの稼働を大雑把にスケジュールするとこんな感じですね。

片道30kmの通勤であれば、ガソリンバイクと比較して、EVバイクなら年間で68548円もお得になります。
かなり大きい数字になりましたね。

EVバイクは燃費もよくて維持費も安い!

EVバイクならバイクの維持費が燃費だけでも年間68548円も安くなる!その分を贅沢できるのではないでしょうか!
浮いた分のお金で欲しいヘルメットやジャケットにバイクパーツ、バイクコンテナを契約してピット化してもよさそうですね!

更にEVバイクは車検も必要ないので、さらに維持費は少なくなります!
車検費用の出費も抑えて更に3万円分安く維持できます!

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更にさらに、消耗品もEVバイクのほうが少ないです。
ガソリンバイクと比較して年間10万円以上も節約できるEVバイク、なかなか魅力的ですね!

最後にですが、スクータータイプのEVだと航続距離がとんでもなく短いが、燃費はすごく良い。といったものが多いので一般利用では実用的ではないと思いました。
燃費はとんでもなく良いものの、航続距離40kmほどだったりと毎日欠かさず充電できる企業のような体制が必要になりますので、割愛しました。
機会があればスクータータイプの比較についても執筆してみようかと思います。

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