こんにちは。私です。
Twitterでヘッドライトの内側の曇りを解消した件について投稿したところ、フォロワーさんからいくつかDMいただいたので、分かりやすく記事にしたいと思います。
CBR600RR(PC40)ではヘッドライトユニットは左右で独立しており、
今回は右目のロービーム側レンズの内側が曇っていたので、磨いて綺麗にした件です。
ヘッドライトの曇りで悩んでいる方は、1時間の作業と工具があれば幸せになれます!!
ヘッドライトの内側の曇りを解消できました!
車種はCBR600RR(PC40)08’年式 たぶんほとんどのバイクで片側のユニット取り出せる系なら内側の曇りは解消できそう?ヘッドライトユニットは、構造上必ず照明反射部分とクリアレンズは分離して作成されるはずです。
完全に溶接されておらず、隙間を埋める為に接合部にシリコンシーライトのような樹脂が埋められている事がほとんどだと思います。
このあたりは後述するとして、ひとまず、制作時に分離しているものであれば、分解できるだろう。という発想で今回の作業を思いついた次第です。
ヘッドライトユニットとは、アッパーカウルの目と言われる部分です。
CBR600RR(PC40)のヘッドライトユニットも、基本的にはクリアレンズとキラキラした照明反射部分の分離はできません。
今回は無理やり分離してクリアレンズの内側に干渉して直接磨けるようにしました。その後元に戻すだけですが、自己責任でお願いします!
レンズ外側の曇りならすぐにコンパウンドで磨けるので楽なのですが、バイクの場合は大抵内側の曇りに悩まされます。
都内を走っていてもレンズの曇ったバイクを多数見かけます。自分のバイクだからこそ自分が一番気になっているはずです!
ほんとはライトが曇っている事、気づいているのでしょう?
TwitterやInstagramに投稿する時に曇ったレンズを避けて写真を撮っていませんか!?
そんな悩みから解放される為にも、この機会に一度ヘッドライトの内側からレンズを磨いてみてはいかがでしょうか!
ヘッドライトの交換は高い!
ちなみにディーラーに頼むと、
ホンダドリームだとヘッドライトユニット片側で35000円+税+工賃で45000円程になります。
2りんかんでも同様に、ユニット代35000円+税+工賃で40000円以上は覚悟しておく必要があります。
ヘッドライトのレンズが曇っただけで45000円は高いですね。両目なら10万円コースですよ。10万あれば帝国ホテルでハイヤーお迎え付き1泊楽しめますよ。
是非ご自分でヘッドライト内側の曇りを磨いて、綺麗さっぱり悩みも吹き飛ばしたところで帝国ホテルを満喫してください。
カウルの取り外し
まずはユニットを取り出すために、カウルを外していきましょう。CBR600RRのカウルの外し方は簡単で見える部分をそれっぽく外していくだけで取れます。
注意する事としては、力任せにしない事!カウルの爪は弱いのですぐにパキッと折れてしまいます。折れてもなんとかなりますが、走行中にパカパカしてきたりと危ないので爪が折れないようにカウルを外していってください。
サイドカウルの取り外し
サイドカウルの続きです。今度はフロント側に回って下から覗いてみてください。
近くで見ると、ヘッドライトのレンズがかなり曇って見えます。
こうなると古く見えてかわいそうですね。内側なので手出しできないと思いがちですが、やってみれば何とかなるものです(゚∀゚)
特殊なプラスチックねじですが構造は簡単で、プラスねじとその外枠に分解出来て、押し込めばネジ穴が広がって固定できるといったものです。ドライバーが入りづらい部分なのと、素材がプラスチックなのでネジ穴をつぶしてしまわないように気を付けましょうb
ここまで外せれば、あとは爪を上手に外してパカッとサイドカウルが取れます。
写真撮り忘れていますが、ウィンカー部分とカウルが配線でつながっています!
カウルを落とさないようにしてください!!
結合部分は青いプラスチックの部分です。カチッと外してあげないと分離できないので、力任せはダメですb
砂埃などで中が汚れていることもあるので、このタイミングで軽くふき取ってあげるといいですね。サイドカウルなかなか開けることもないので。
ヘッドライト後部とアッパーカウルの接続部を分離
続いて、ヘッドライトユニット後部についている黒いプラスチックカウルを外していきます。
今度はブレーキの前あたりにある部分です。ここは1つしかネジがないので迷うことはなさそうです。
アッパーカウルの取り外し
アッパーカウルも外していきましょう。
ヘッドライトユニットの取り外し
ここまで外せれば、ヘッドライトユニットがほぼ露出します。
ここからはヘッドライトユニットを外していきます。
いよいよ外装がはがされて恥ずかしい姿になってきました。
ネジが外せたところで、アッパーカウルからも剥がれたので、ヘッドライトユニットははまっているだけです。
パコっと外していきましょう。
配線が繋がっているので、落とさないようにしてください!!
ヘッドライト配線との分離
ヘッドライトユニットの配線も爪があるので、力任せに引っ張っても分離できません!
爪を外しながら引っ張ってください!
ここまでくると、ヘッドライトユニットだけ分離させて持ち運びができます。
新品に変えても良し。分解して家の中で磨いても良し。
下記画像が取り外したヘッドライトユニットの裏側です。防水カバーはくるっと回してパコッと外せます。
今回外さなくても作業できますが、中のネジが見えたほうが作業しやすいので、外しています。
内側のナットから外れればオッケーですので、見えなくとも感覚で「これ以上は回しても…」ってわかりますb
外すのは3つのネジです。プラスドライバと六角ソケットレンチがあれば大丈夫です。ソケットはたしか12だか11だかそのあたり…。
2りんかんで1500円くらいでたくさんセット売ってるので持っておくと便利b
3つのネジは完全に外してしまう事はなく、ユニット内部のナットから外れれば大丈夫ですb
ヘッドライトユニットの分解
いよいよヘッドライトユニットの分解です。分解後は磨いて曇りも解消されるのであと少しです!
ヘッドライトユニットを横から見ると、接合部があります。爪でかみ合っているのと、接合部に樹脂が埋められているので簡単には分離できません。
まずは爪を折らないように外しつつ、マイナスドライバーなんかで少しづつ剥離していきます。少しづつ隙間を作って、全体の爪が剥がれて少し浮いた状態まで頑張ります。
全ての爪をはがせて隙間ができたらあとは引っ張るだけです。樹脂がギチギチ詰まっているので相当固いですが、根気よく頑張りましょう。
という事で、このまま内側のレンズを磨いていきます。
普通の微粒子研磨剤入りのプラスチッククリーナーで簡単に綺麗になります。
前例がなさそうなので、変わったもの使うとバルブ熱で変性しても怖いので、無難に済ませることをお勧めしますb
私は微粒子研磨剤で曇りを取ってから耐熱のシリコンスプレーをなじませてふき取っておきました。
ヘッドライトユニットとカウルを元に戻す
樹脂は数十年は粘度を保っているはずですので、そのまま押し込めば隙間なく元通りになります。
分解時と同様にかなり固いですが、がんばって爪がかみ合うところまで押し込みましょう。
ヘッドライトユニットが完成したら、配線をつなぎます。必ずカウルを装着する前に通電確認をしましょう。
電源を入れてライトが光ることが確認できてから元に戻していきましょう。
サイドカウル装着時にウィンカーの配線も忘れずに!
作業時間としてはカウルの脱着に20分、ユニット分解に20分、レンズ磨きに10分、休憩10分
作業時間の合計は1時間といったところでしょうか。
1時間そこそこでヘッドライトの内側が曇ったのを解消できるなら頑張ってみてもいいと思います。
45000円出せば新品で綺麗になってくれますが、どうせその曇ったヘッドライトを捨てるのならやってみましょう!
私は保証しかねますので、自己責任になりますが(゚∀゚)
という事で完成です!
暑くなってきたので、熱中症に気を付けて作業してください(゚∀゚)
それでは、ごきげんよう~